特定技能外国人人財の就労支援

介護福祉士4名合格

介護の在留資格には懸念あり

今年の介護福祉士の合格基準点は昨年より3点上がり70点だったが、私の毎週の講義に参加していた7名の内4名が合格した。3名もあと一歩だった。合格自体は嬉しいが、特定技能介護の5年間、実質2回の試験で合格しないと実務者研修を終えて施設では大切な戦力になっている介護士を帰国させなくてはならないという現状の在留資格制度には大いに疑問がある。オーストラリアは他国での1年以上の介護経験者には無条件で就労資格を与え、2年の就労で家族帯同の永住権を与える。このままでは、日本で特定技能介護を経験した子は皆オーストラリアへ行けるので日本語学習も受験勉強もしなくなる。既にTOEICに切り替えているインドネシアの人達もいる。本当に介護人材確保を考えるなら、実務者研修修了者は継続就労は可能で、その中で介護福祉士試験に合格した人は正職員への登用や待遇で差別化することは施設に考えさせるべきだ。介護福祉士合格者は、N1,N2も取得しており他業種から技人国でのヘッドハントも激しくなっている。介護職員の更なる待遇改善のための医療と介護の報酬バランスの改善が急務だ

2025/4/6
メディナケア社会保険労務士事務所
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